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DTPにまつわるあれこれ

これまでの振り返りと2020年

あけましておめでとうございます。
早いもので2019年があっという間に終わってしまい、令和2年、2020年が幕を開けてしまいました。今年最初の記事は、昨年をKPTで振り返りつつ、今年の抱負を綴りたいと思います。

2019年のKeep(できたこと、継続すること)

もくもく会関係

  • DTPerのスクリプトもくもく会を継続して開催できた!*1
  • 新たに2つのもくもく会に顔を出すようになった*2

同人誌関係

  • 技術同人誌を個人で発行、頒布できた*3
  • 技術書典でtazbooksさんのAdobe CC アンソロジーに寄稿した*4
  • 『週刊 IM@Study』の表紙デザインほかいろいろ担当させてもらった*5

その他

  • JAGATにインタビューされてJAGAT infoに掲載された*6
  • スクリプト開発環境をESTKからほぼ完全にVScodeに移行した*7

2019年のProblem(失敗、課題)

  • 帰宅→家事育児→夜ふかしして勉強なり副業というのがツライ。ある程度的を絞って取り組んでいかないと厳しいけれど、絞って選択肢を失うのも嫌だ、というジレンマ
  • 家事育児と仕事と副業?と自己勉強の両立ないし同時進行がめっちゃ難しい
  • 共同作業リポジトリで2回やらかした(申し訳ありませんでした)
  • IM@Studyのお手伝い、無償でやるには労力がかかりすぎてきたのでもう少しうまくやる(根詰めすぎた)
  • DTPerのスクリプトもくもく会、継続のためにも新規メンバー参加を促進したいものの難しい

2019年のTry、今年やること・やりたいこと

  • page2020、登壇がんばる*8
  • Gitをちゃんと勉強する(今更感すごい)
  • CEP(というかHTMLとCSSとES2019とか)ちゃんとやる
  • どこかの技術書典に新刊出すor寄稿する
  • im@sparqlを使って『週刊 IM@Study』に寄稿する
  • 中途半端な知識を補完する

スクリプト開発の5年間

近況

スクリプトを書き始めて(2019年11月に)5年が過ぎました。最近は、既に知っている・使えるやり方の応用でだいたいスクリプトができてしまって、以前ほど試行錯誤して開発しなくなってきました。職場で利用するスクリプトすべての管理・保守・運用とか、そういう方向の作業がメインになりつつあります。要するにだいたい既存のスクリプトのメンテナンスです。

謝辞

ここまでスクリプトを使いこなせるようになったのは、もくもく会を継続してこられたこと、出会った方々からアイディアや知識を教われたこと、特に共同主催者であるこうちゃん(id:macneko-ayu)にはだいぶ助けられたこと、そしてTwitterで先人(偉人?)たちがさまざまなことを惜しげもなく示してくれたことにほかなりません。改めて、出会ったりお話させてもらったりした方々みんなにお礼を伝えたい…。
そしてそういう気持ちが強いので、僕も「いまスクリプトを勉強している」「これから勉強したい」という方がいれば、僕が伝えられる範囲・伝え方で伝えていければいいなと思っています。

振り返り

時々「どうやってスクリプトを勉強したか」と聞かれますが、最初の取っ掛かりとしてExtendScript Toolkitの使い方を @ajabon 師匠に教わり*9、その後InDesignのスクリプトの本*10を片手に写経しました。あとはその本の著者である古籏さんのサイト*11の実例集を試したり、設定を変えて挙動を確認したりということをやっていきました。その頃はまだ漠然と「スクリプトって面白いな、どんなことができるんだろう」とスクリプト像を追いかけていた感じです。ただ写経ばかりでは面白くなくて、ある時ふと「こんなスクリプトができたら便利そうだな」というものを作ってみました。それを当時の師匠にTwitterで見てもらって講評? してもらったり、機能の追加について相談したりしました。

2015年には本格的に制作部の一員として*12仕事をしていく中で、合間にスクリプトを書いて試して、帰ってからもInDesignで遊びつつスクリプトを試す、ということをほぼ1年間通してやってました。いま思い返しても、なんでこんなにのめり込んだのか、モチベーションが維持できたのか、よくわかりません。ただ、スクリプトがうまく動作したときの(普段の仕事とは違う)達成感が気持ちよくて、それがモチベーションになってたのかなとは思います。

2016年の正月休みはいまでも覚えていますが、ScriptUI*13にのめり込んでました。日本語で検索してもあまりいい情報が得られず、ずっとUSのAdobe InDesign Scripting Forumで検索してはコードを試して、ということをやってました。独学ではあったものの、1週間くらいでそこそこScriptUIについては理解できて、2016年に開発するスクリプトから徐々にスクリプトの制御にUIを利用するようになりました。自前の検索置換を連続で実行するスクリプトもこの年から開発を始めます。

2017年の初めににその自前の検索置換を連続で実行するスクリプトが完成して実務に投入しています。また、DTPerのスクリプトもくもく会が始まったのはこの年の5月からです。それから8月にクロスメディアエキスパート認証試験を受け、10月に東京のDTPの勉強会に登壇しました。いやーバタバタでしたw
それまで自分ひとりでスクリプトのアイディアをひねって開発と続けてきたわけですが、もくもく会でもらった質問やアイディアからそれを形にするという作業が非常に勉強になりました。開眼本*14など、JavaScriptの基本について足固めを始めたのもこの年です*15

2018年に職場のスクリプトの管理を任されて、そこからはもう今とあまり変わらずに来ています。
スクリプトに関していえば、2016〜2017の2年間で詰め込んだ感じがありますね。2015年には下の娘が生まれてけっこう大変だったと思うんですが、まぁ、よくやったもんですわ(呆れ顔)。

2020年の抱負

2019年のKPTのTにも書いていますが、中途半端な知識を改めて整理したいというのがひとつ。
「やる」と言ったことは絶対「やる」、というのがひとつ。その代わりというわけではないけれど、自分が確実にやれる範囲、ということの見極めも大事かなと。
そして人とのつながりを大事にしながら、自分とかかわったひとたちが喜んでくれるような、そんな年にしたいです。

今年も忙しい年になりそうだということはもう分かっていて、あとはどう折り合いをつけてこなしていくかなんですよね。あまり風呂敷を広げすぎないように、かといって小ぢんまりとまとまってしまわないよう、できることをやり、やりたいことをやっていきたいですね〜。

それでは改めまして、本年もよろしくお願いいたします。

*1:今年は1/25開催だよ!

*2:もくもく執筆会IM@S もくもく会のこと。これとは別にIllustrator もくもく会の主催のお手伝いもしています

*3:技術書典7にて初の同人誌を委託販売します - DTPab

*4:技術書典#6に寄稿した話技術書典#7に寄稿した話

*5:技術書同人誌博覧会#2に『週刊 IM@Study』の表紙レイアウト、コラムデザイン、DLカード制作、サークルカット、サークルアピール、印刷入稿手配等々を担当しました。表紙の話は記事に書いています

*6:誌面はお見せできないですが、web版ならあります

*7:関連記事:
ExtendScript Debugger for VSCodeがリリースされたので簡単にまとめてみた - DTPab
ExtendScript Debugger for VSCode ver. 1.1.0 がリリース - DTPab
macOS Catalinaで32bitアプリケーションが動かなくなる - DTPab

*8:クリエイティブゾーンセミナーの募集が昨年末より既に始まっています

*9:2014年にTwitterで募集され開催されたスクリプトの勉強会で初めてESTKに触れました

*10:古籏一浩(2008)、『組版時間を半減する! InDesign自動処理実例集』㈱シータス。当時InDesignのスクリプトに関する書籍はこれくらいしかありませんでした

*11:InDesign CC自動化作戦

*12:2014年5月にいまの会社に入社して、11月までは製版部で製版の勉強をさせてもらっていました

*13:ExtendScriptで実装するユーザーインターフェース

*14:Cody Lindley 著、和田祐一郎 訳(2013)『開眼! JavaScript ―言語仕様から学ぶJavaScriptの本質』オライリージャパン。この本はECMAScript 3準拠のJavaScriptについて、その基本が詳細に分かりやすく書かれていますのでスクリプト開発者は必読でしょう。また、ES3準拠なのでこの本に書いてあるほとんどのコードがExtendScriptでも実際に動作します

*15:当時のツイート: