明日(7/10)から開催の技術書典11に、DTPerのスクリプトもくもく会名義で初出展します!
技術書典には過去、寄稿や委託という形で出展したことがあるので厳密には初めてではないのですが、今回はもくもく会名義で申し込んでの出展です。
お品書きはこちらです。
今回は、新刊「ESDebugger for VSCode乗り換えガイド―ESTKから卒業しよう」のご案内です。
はじめに
そもそもなぜVSCodeで開発するの?
Adobe公式のデバッガーがVSCodeの拡張機能として、そしてESTKの後継としてリリースされたためです。
ご存知の方も多いかと思いますが、ESTKは32bitアプリなのでmacOS Catalina以降動作しません。今年秋に新しいOSが発表されると現行環境で32bitが動作する最後のmacOS、Mojaveが実質的にサポート対象外となる可能性が高いので、本書を執筆するなら今年しかないと思いました。
わざわざVSCodeじゃなくていいんじゃないの?
スクリプト自体は単なるテキストファイルなので、どうしてもVSCodeを使いたくない、ということなら好きなエディタで開発していいと思います。
ただ、開発している最中、スクリプトの動作テストをパッと行いたいとか、スクリプトを中断させてそのタイミングの変数を確認したいとか、要するにESTKでできたようなデバッグの一切ができたほうがやっぱり便利だと僕は思います。
VSCodeの拡張機能であるESDebuggerなら、それができるのです。
同時に、VSCode自体がエディタとしていろいろ機能を持っています。そのあたりも一緒に使えるようになればESTKの頃より効率よく開発できると僕は考えています。
本書の内容
構成
目次はこのようになっています。
- はじめに
- 諸注意
- 本書で触れないこと
- 執筆時点の開発環境
- プロパティやメソッドの表記
- キャプチャについて
- Apple M1 Siliconでの不具合
- インストール
- VSCodeのインストール
- 拡張機能
- 日本語環境のインストール
- ESDebuggerのインストール
- 環境構築
- ワークスペース
- .vscodeフォルダとlaunch.jsonファイルの作成
- launch.jsonの編集
- デバッグ操作
- デバッグUIバー
- デバッグ操作中の注意
- ブレークポイント
- デバッグコンソール
- ウォッチ式
- あとがき
- 参考文献
- DTPerのスクリプトもくもく会
- Appendix
- VSCodeの便利な機能
- ExtendScript開発におすすめ拡張機能
- コラム
- ESDebuggerの主要な機能
- launch.jsonって何者?
- launch.jsonで設定可能な属性
- 拡張子とファイル形式の関連付けを変更する
アピールポイント
アプリ、拡張機能のインストールから、実際にデバッグできるようにするまでを丁寧に解説したつもりです。
特に、おそらくESTKユーザーが最初につまずくであろうと思ったlaunch.jsonについては、過去執筆した+DESIGNING v50掲載のコラム「ラクラボ。」よりももっとシンプルに、細かく説明しました。プラデザではURLの参照に留めたり省略したりした内容を全部盛り込んでいます。
同じくプラデザでは泣く泣く割愛したブレークポイントやウォッチ式の詳しい使い方も掲載していますので、プラデザを既にお読みの方でも十分活用していただけるものになっていると思います。
いつから買えるの?
現在審査中ですが、おそらく技術書典開催と同時にギャラリーページ(記事トップのリンク先)から購入できると思います。
謝辞
今回の同人誌執筆にあたり、+DESIGNING編集担当の小林さんにはコラムを元に同人誌化する旨を事前に快諾いただきました。
レビュワーにはこうちゃん黒猫まみれ氏(id:macneko-ayu)、AJABON氏、MD5500氏のお三方にお願いしました。〆切直前にもかかわらず細かいところまでチェックしていただけて本当に助かりました!
表紙のデザインはBanchan氏です。爽やかな、素敵な表紙に仕上がりました! 表紙も本当に時間がない中で対応してくださったBanchanさん、ありがとうございました!
さいごに
買ってね!!!!!!!!!!(圧)