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印刷やデザイン、アドビ製アプリやスクリプトなど、雑多な技術ブログ

InDesign v18.0リリース:UXPスクリプトが導入されました🎉

先日リリースされたInDesign 2023(v18)にて、UXPスクリプトが使えるようになりました。
AdobeのTechブログにも記事がアップされています。

blog.developer.adobe.com

記事の中にもあるように、これからアップデートされていく予定です。

Also note that UXP panels or plugins are not yet supported and will be available in upcoming releases. InDesign 18.0 and InDesign Sever 18.0 have only added UXP Scripting capabilities.
UXPパネルやプラグインはまだサポートされておらず、今後のリリースで利用可能になることに注意してください。InDesign 18.0(及びInDesignサーバー)はUXPスクリプトのみが追加されただけです。(筆者訳)

記事の最後には今後の機能実装予定があるので、そちらも転載しておきます。

🔜 Near future (2023 First Half)
- Additional Scripting APIs
- Menus & Events
- Function Pointers
- Complete File and folder access
🔮 Future (2023 in general)
- 3p UXP Plugins
- Script versioning

というわけで、2023年がUXPスクリプトの幕開けになりそうですね。非常に楽しみです!

一応、公式ドキュメント(英語)も用意されています。
広く多くの方に触っていただき、フィードバックをぜひAdobeのフォーラムにぶつけましょう👊
オブジェクトモデルはこっちにあります。

また、以前記事にも掲載しました*1が、ExtendScriptからUXPスクリプトに早急に置き換わることはありません。現在のUXPスクリプトはまだまだ荒削りという印象ですので、これから触れようという方はUXPスクリプトのあら捜しをしようくらいの気持ちで利用するのがいいと思います*2

*1:参照:DTPerのスクリプトもくもく会#30を開催しました - DTPab

*2:UXPスクリプトには割と致命的な不具合があるようです。参照:Adobeフォーラム