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DTPにまつわるあれこれ

自分へのリマインド:オーバープリント機能とRGBの関係を意識しなさい

少し前、AdobeのInDesignフォーラムで、aiファイルのファイルモードとオーバープリントの関係で面白い話がありました。

最後に状況をまとめてくださったmonokanoさんのコメントを引用します。

①Acrobatのオーバープリントのシミュレート → 再現されない。
 →そのオブジェクトがRGBなので
②InDesignのオーバープリントプレビュー → 再現されない。
 →aiがRGBなので
③aiをIllustratorで開きオーバープリントプレビュー → 再現されない。
 →aiがRGBなので
④aiを掲載しているPDFのページをIllustratorで開き、オーバープリントプレビュー 
 →inddから書きだしたPDFはX4の「カラー変換しない+出力インテントCMYK」。
 →そのPDFはCMYKとRGBが混在している。
 →そのPDFをIllustratorで開くとカラーモードCMYKで開く。
 →CMYKなので白オーバープリントが効く

要するに、RGBのaiデータでオーバープリントプレビューにしようとも、オーバープリントが再現されないよね、という話です。

今仕事で組んでいる書籍で、たまたま海外版の図版データを流用する仕事があったのですが、データが全部RGBでした。しかもことごとくオーバープリントがオンになっていて、非常に気を遣うなぁと思っていたわけです。
でもよく考えたら、RGBのデータだからオーバープリントは再現されていないんですよね。最初から全部オフにしてしまっても良かったのかも…。

それとこのことは逆のケースでも言えます。
図版を作成する際にオーバープリントで色を混ぜ合わせたとすると、じゃぁwebに掲載したいからRGBでPDFください、もしくはpngやjpgをくださいと言われたとき、見た目の色が変わってしまう(オーバープリントが再現されないので上に乗っている色しか出ない)んですね。

それでいうともうひとつ。
特色(特にDICなどのカラーブック)を含んだデータをRGB化したとき、aiデータの特色設定がLab依存かCMYK依存かによって色が変わります。
図1はこの色だったのに図3は色が違う、ということが起こり得ます。

最近はお客さんも手軽に電子化したいと言ってくるし、オーバープリントまで意識してデータを作れるようにならないとなぁ、と改めて自戒した次第です。