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DTPにまつわるあれこれ

Illustratorのグラフツールが使いづらい①/目盛り編

数回に分けて、Illustratorのグラフツールがいかに使いづらいか書いていきます。
このグラフツールの使いにくさは半端じゃなく、マジで使いにくい(使えないとは言ってない)のですが、仕方なく使う場合の豆知識みたいなものを書いていけたらと思っています。

今回は目盛りのコントロールです。

当初目論んでいたサイズよりも大きく(小さく)しなくちゃいけなくなった、という場合。単純に拡大(縮小)しますよね。そのときに、他のグラフと体裁を整えていた目盛りの長さが変わる!のが!うざったい!!!

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拡大縮小しても固定長の目盛りにしたい!!
そう思って、僕はアピアランスに頼ることにしました。まずは完成形がこちら。

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ちょっとGIFがわかりにくいですが、ガイドが最初に作った目盛りのサイズで、それ以降グラフのサイズを変えても目盛りの長さが一定なのがわかると思います。

まずは縦軸から見ていきましょう。アピアランスはこんな感じです。もうわかりました??

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まず変形効果です。基準を左側にして、水平方向の変倍率を0%にし、移動距離を設定したい目盛りの長さの半分に設定します。今回は目盛りの長さを2mmにするため、移動距離は1mmとしました。

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続いて形状に変換(長方形)を設定します。サイズは、値を指定、(水平線なので)幅を2mm、高さを0mmとします(0と入力してもなぜか0.0004mmになるが気にしたら負け)。

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水平目盛りの設定はこれだけです。垂直目盛りの場合は、変形効果の垂直方向の変倍率を0%にし、垂直方向の移動距離に目盛りの長さの半分を入力。形状に変換(長方形)の値を指定はそのまま、幅を0mm、高さを2mmとしてやるだけです。
応用すれば固定長の外目盛り、みたいのもできます。

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できた目盛りはそれぞれグラフィックスタイルに登録しておくと、後々幸せになることがありますのでおすすめです。

これの利点は、なんといっても修正の強さです。データを打ち替えようと、サイズを変えようと、目盛りのサイズは変わりません。Illustratorのグラフは、手作業で修正を加えてしまうと(InDesign風に言うならばオーバーライドすると)データを修正する度にどんどん形が崩れていく謎仕様です。ですので、アピアランスを使ってグラフを非破壊(いやもともと壊してはいないんだけど)で調整できるようにしておくと、直しに強いデータになります。

以上、Illustratorのグラフツール攻略・目盛り編でした。